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ある日の夜、
ワタシは裸足のままお城の中を歩き回っていた。


最近1人でいることが多くなったような気がする。
いつもそばにいたお友達も今日はまだ見ていない。


どこ?
どこにいるの?


冷たい床が足裏から身体に染みる。
こんなことならお気に入りの靴を履いてこればよかった。


誰もいない廊下を歩いていると、
中庭のほうから聞き慣れた笑い声を聞こえてきた。


あら、こんな所にいたのね。


声がするほうへと進む足。
でもすぐに立ち止まる。


カカシの破けた服を直し、
ブリキの錆びた手足に油をさし、
ライオンの何気ない会話に笑う、
綺麗なエプロンドレスを着たあの子がいた。


どうしてだろう。
楽しそうなその笑い声が耳障りに聞こえた。