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ある日の夜、夢をみた。


竜巻に飛ばされて辿り着いた先は、
絵本にでてくるような御伽の世界。


賢い脳みそがほしいカカシ
温かい心臓がほしいブリキ
強い身体がほしいライオン


魔女からもらった銀の靴を履いて、
王様がいるお城を目指す、ワクワクする夢。


現実のお友達は可笑しな夢だとバカにしてきたけど、
パパとママは最後までワタシの話を聞いてくれた。


夢の続きが気になったワタシは、
ご飯を食べて、
お風呂にはいって、
歯を磨いて、
薄汚れたイヌのぬいぐるみを抱いて、
ベッドの中で目を閉じる。


嫌いだった夜が少しだけ好きになった。